まず最初に、レーザープリンターの色補正及びテストは全て一般的なコピー用紙(70gsm)を基準にしています。
当社製リサイクルトナーカートリッジ製造業者やレーザープリンター用紙開発業者は、テストでは実際に印刷した色彩を一般的なコピー用紙の色彩と比較しています。印刷画像も千差万別です。
レーザープリントのDOFは非常によく、インクジェット式やドットマトリックス式では不可能な性能です。
用紙の重さ(厚さ)とレーザープリンターの設定も関係があります。
通常、プリンターは「用紙の種類」を設定でき、一般的なマニュアルには説明もあります。
異なる用紙に設定した場合、印刷スピードが異なります。重い紙を設定すると、印刷スピードも遅くなります。1分間に4~5枚、8枚、16枚、20枚以上という設定は普通紙を想定しています。
用紙が重くなる(厚くなる)と印刷時の色彩の飽和度に影響します。
用紙が厚くなれば、色彩が薄くなり、彩りが不足します。写真などの印刷には向かなくなります(写真の印刷は約180~220gsm)。
また、もうひとつの問題として、レーザープリントでは、摂氏200度まで加熱し、トナーを用紙表面に溶着するため、厚めの用紙を用いると、用紙表面の塗料が一緒に溶けたり、加熱ローラーが壊れる恐れがあります。
ローラーの交換には約NT$1万ほど必要になり、新しいプリンターが一台買える価格になります。レーザープリンターには適切な用紙を選ぶことが必要です。